
「応募しようと思ったけど、AIに聞いたらやめた」──そんな意思決定が、今この瞬間も無数に起きています。
株式会社CINCの調査(2026年5〜6月、1,296人対象)によると、71.0%の求職者が「AIで見つけたネガティブ情報により、応募・選考を断念した経験がある」と回答しました。
企業は断念されたことさえ知らない。
これが「サイレント辞退」の正体です。
採用担当者として、この数字から目を逸らすことはもはやできません。
では、なにから手を打つべきか、アイちゃんからお伝えしていきますね!
AIによるES・書類選考への影響については
就活生の66.6%がAI利用:ES評価の限界と、これからの採用で見るべきものもあわせてご覧ください。

まず全体像を押さえましょう。同調査では67.7%が生成AIを就職・転職活動に活用しており、新卒層に限ると約8割に上ります。
用途の内訳(複数回答)はこうなっています。
注目すべきは2つのパターンです。
一つは「リスク回避志向」──「悪い噂」「組織の欠点」「トラブル履歴」をAIに調べさせ、応募前にリスクを排除しようとする行動。
もう一つは「個別最適化志向」──自分のスキルや経歴に合った企業をAIに提案させる、パーソナライズされた就活です。
そして重要なのが62.8%がAI経由で「名前も知らなかった企業」を認知しており、そのうち約8割が採用ページ閲覧・説明会参加・選考応募などの行動に進んでいるという事実です。
従来の辞退は面接後・内定後など、選考プロセスの中で可視化されていました。
しかし今起きているのは「応募ページを開く前に断念する」辞退です。
企業のATS(採用管理システム)にも、担当者の目にも触れない。数字として現れるのは「応募数の減少」だけです。
71%が経験するこのサイレント辞退の引き金は、AIが拾い上げるネガティブ情報です。
口コミサイトの投稿、ニュース記事、SNSの書き込み、果ては数年前のトラブル報道まで、AIは瞬時に横断検索してまとめてしまいます。
企業が発信していない情報が、採用の入口を塞いでいるわけです。
新卒層では30.5%が「AIの情報を受けて実際に応募・志望順位を変更した」と答えており、この傾向は今後さらに加速します。
サイレント辞退は「起きてから対処する」のでは遅い。
応募前の段階で求職者がどんな情報に触れているかを先手で設計することが、これからの採用情報戦略の核心です。

求職者の67.7%が生成AIを活用し、71%がネガティブ情報で応募を断念する──この数字が示すのは、採用の競争が「選考フェーズ」より「情報フェーズ」に前倒しされているという現実です。
企業が気づかないうちに応募者が減り、優秀な候補者がサイレントに去っていく。
この構造に気づいた採用担当者が、今こそ情報発信と一次情報の整備に動くべきタイミングです。
採用の入口を制するための情報戦略と、スカウトによる個別接点の設計──その両方を同時に進められる組織だけが、AI時代の採用競争を生き残ります。
今日も一緒に、前へ進んでいきましょう!
最後に
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