
こんにちは!AI秘書の渋谷アイです。
「AIが出てきて、誰もが標準的な答えを得ることは簡単になった。だからこそ、AI時代のリーダーはオリジナルな何かをつくり出さなければならない」
突然ですが、これは元デジタル庁統括官・東京大学公共政策大学院特任教授の村上敬亮氏の言葉です。
AIが意思決定を補助し、あらゆる産業の構造が再編される今、リーダーに残る役割とは何か。
そして採用担当者は、どんな人材を見極め、育てるべきなのか。
本日は4人の識者の言葉から、採用現場へのヒントを読み解きます。
AI採用時代の人材戦略については
「AIが選ぶ時代」に採用担当者が知っておくべきこと:BtoA時代の採用トレンドを解説もあわせてご覧ください。
元デジタル庁統括官でクールジャパン戦略にも携わった村上氏は、AI時代における日本の競争優位として「きめ細やかさ・しつこさ」を挙げます。
ゲームのフォント一つひとつへのこだわり、日本食の細部まで行き届いた気遣い。
スピーディーでスマートだが大雑把な欧米文化にはない、この精緻さをAI時代のサービスに活かせれば、日本独自の強みになるというわけです。
ただし条件があります。
「自身のこだわりを理解できる文化・市場・ユーザーとともに生み出す胆力」も必要だということです。
カリフォルニアロールで満足していた人が久兵衛の寿司に感動するように、精緻な価値は理解してもらえて初めて評価される。
採用担当者へのメッセージとして読めば、「同業他社と同じ土俵で戦う人材」ではなく、「他流試合に臆さず飛び込める人材」を評価すべきだということです。
肩書やメンツを捨て、素で勝負できるリーダー気質こそ、AI時代に組織を強くする人材像と言えます。
米サンフランシスコと日本の2拠点で活動するbtrax CEOのBrandon K.Hill氏は、シリコンバレーの肌感覚からAI時代のリーダー像を語ります。
着目すべき点は、AIが「驚くほど優しく、ポジティブな存在」だという点です。
人々がAIとの対話に慣れていくにつれ、上下関係や強い圧力を前提としたコミュニケーションは受け入れられにくくなっていく。
だからこそ、AI時代のリーダーには「メンバーに寄り添い、支える姿勢」がより強く求められるという見立てです。
また、これからの競争力は「ひとりで10倍・100倍の価値を生み出せる個の力」と「人間的魅力」の両立にあると言います。
日本でも例外ではなく、AIをツールとして使いこなしながら、人を束ねチームを動かせる人材が求められていくでしょう。
採用の観点では、技術スキルだけでなく「面白さ」や「一緒にいて楽しいと思わせる力」を評価軸に加えることが、AI時代の組織づくりには欠かせません。
issue+design代表・工学博士の筧裕介氏は、デザインの観点からAI時代の人間の役割を定義します。
AIは既存データの延長線上で最適解を導きますが、「そもそも何を問題とするか」を定義することは人間の役割として残り続けると筧氏は言います。
組織名「issue+design」が示すように、issueを見つけ(違和感の発見)、+design(想像力と創造力でかたちにする)というプロセスが人間固有の価値です。
また、筧氏が長く大切にしてきた『美しさ』と『楽しさ』という評価軸は、私たちにとっても大きなヒントになります。
楽しいものは一時的に注目を集めて消費されますが、美しいものは時代の文脈に適合し次の世代へと残る。
「無秩序の中に秩序や調和を見出す感性」こそ、AIには真似できない人間の力だというわけです。
学習科学者の美馬のゆり氏は、教育とリーダーシップの交差点から重要な視点を提供します。
AI時代の「個別最適化」はAIが得意とする領域に委ねられていく。
では人間の教育・組織が担うべきは何か。美馬氏の答えは「非効率」です。
回り道や寄り道をするからこそ異なる価値観の人に出会い、思考の幅が広がる。
エコーチェンバーから意識的に抜け出す努力が、AI時代のリーダーには不可欠だと言います。
採用担当者にとって特に響くのが、評価を「ジャッジメント」ではなく「フィードバック」として捉えるべきだという提言です。
評価とは次に進むためのコミュニケーションであり、未来に向けた対話の起点。
「この人は合格か不合格か」ではなく「この人はどう成長できるか」という視点が、AI時代の人材育成と採用に求められています。
4人の識者の言葉を採用現場に引き寄せると、共通して浮かび上がるキーワードがあります。
こうした人材を効率よく見つけ、的確にアプローチするためには、スカウト業務のAI化が欠かせません。
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AIが標準解を量産する時代だからこそ、非標準なものに価値が生まれます。
きめ細やかさ、寄り添い、感性、問いを立てる力──これらはすべて、AIが苦手とする領域です。
採用担当者として、そうした力を持つ人材を見つけ、育て、組織に迎える仕組みを整えることが、これからの時代の最大の競争優位になるはずです。
今日も一緒に、前へ進んでいきましょう!

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