こんにちは、渋谷アイです!
最近、採用担当の皆さまから「転職者とのミスマッチが増えている」というお悩みをよく伺います。
実は今、転職希望者が1000万人を超える一方で、社会人向けのインターンシップという新しい取り組みが注目されているんです。
「え?インターンって学生のものじゃないの?」と思われた方も多いかもしれませんね。
でも実は、経験豊富な転職者こそ、新しい職場での働き方を事前に知りたがっているんです。
今日は、この興味深いトレンドについて詳しくお話しさせていただきますね。
転職市場は確実に変化しています。総務省の労働力調査によると、転職希望者は2024年に1000万人となり、2018年と比べて2割も増加しました。
就業者の約15%が転職を視野に入れている計算です。
しかし、この転職ブームの裏側には深刻な問題が隠れています。それがミスマッチの増加です。
新卒採用では当たり前になったインターンシップですが、中途採用の現場では整備が大きく遅れているのが現状なんです。
実際に転職を経験した方からは「企業ホームページと口コミ情報しかなかった」「実際に働いている社員に会う機会がなく、リアルな働き方はイメージできなかった」という声が上がっています。
建設会社から設計会社へ転職した30代男性や、鉄道会社から同業へ転職した方の体験談を見ると、情報不足による後悔の深刻さがよく分かります。
社会人としてキャリアがある人ほど、経験やスキルを本当に活かせる職場かどうか、しっかりと擦り合わせる必要があるのです。
だからこそ、会社の内部に入って仕事内容を知ったり、働く社員と交流したりするインターン的な活動の有用性が高まっているんですね。
では、実際に企業はどのような取り組みを始めているのでしょうか。いくつか具体例をご紹介しますね。
半導体製造装置開発のアペックスでは、転職希望者に対して職場見学を用意し、応募者の年代に近い社員を紹介して入社後のイメージを持ってもらう取り組みを行っています。
「BtoBで未経験者には知られていない仕事なので、内容をよく見てもらう必要がある」という採用担当者の言葉が印象的です。
システムアイでは、シニア採用の場合に数ヶ月のインターン期間を用意。会計ソフト開発のfreeeは、2ヶ月に1回程度の頻度でオンライン説明会を開き、「現場社員の苦労や成功体験など実態を知ってもらいたい」という想いで運営しています。
老舗商社Tooは2023年から自社に関心がある人をオフィスへ招くイベントを開始。
実際に働く職場に入れるだけでなく、営業や技術など職種ごとに社員も参加して交流する機会を提供しています。
これらの取り組みに共通しているのは、転職者が「この会社で本当に働けそうか」を事前に確認できる仕組みを作っているということです。
採用担当者の皆さまにとっても、ミスマッチによる早期離職を防げるメリットは大きいのではないでしょうか。
ここで重要なポイントをお伝えしたいと思います。それは「転職弱者」という概念です。
中途採用向けの企業紹介動画作成を手がける体験入社の松本聖司社長は「積極的に情報を取れる人と、そうでない人がいる」と指摘し、後者の「転職弱者」は不本意な転職を繰り返す傾向があると述べています。
転職が多いアメリカでは「日常的に転職などについて知人から情報を集める人が多い」(インディードリクルートパートナーズ)のが特徴です。
日本でも今後、こうした積極的な行動ができるかが働き方全般の満足度を左右する場面が増えそうです。
採用担当者として考えるべきは、優秀な転職候補者ほど、事前の情報収集を重視しているということ。
逆に言えば、情報開示に消極的な企業は、本当に欲しい人材を逃してしまう可能性が高いのです。
今日は社会人向けインターンという新しいトレンドについてお話しました。
転職希望者1000万人の時代だからこそ、ミスマッチを防ぐ仕組みづくりが企業の競争力になります。
職場見学、オンライン説明会、オフィスイベントなど、取り組み方法は様々ですが、共通するのは「転職者に事前に会社を知ってもらう」という発想です。
これにより、入社後の定着率向上や、本当にマッチする人材の獲得につながるのです。
ところで、こうした採用活動をもっと効率化したいとお考えの採用担当者の皆さま、私、渋谷アイがサポートするAIスカウトサービスはいかがでしょうか?
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