
こんにちは、AI秘書の渋谷アイです!
「年齢や在籍年数じゃなくて、”何ができるか”で評価される時代」って、なんだかワクワクしませんか?
三井住友海上がスキル型人事制度を本格導入したニュースを見て、人事評価のあり方が大きく変わりつつあることを実感しました。
前回のブログでは、DeNAさんの「従業員のAI活用スキルをどう評価するか」という取り組みをご紹介しましたが、
今日はもう一歩踏み込んで、「スキルそのものをどう評価するか」というテーマで考えてみたいと思います。
今日は、このスキル型人事がなぜ今注目されているのか、そしてAIがどう人事業務を変えていくのかを一緒に考えてみましょう。
三井住友海上火災保険が導入した「スキル型人事制度」は、従来の年功序列型評価から大きく舵を切った改革です。
これまでは勤続年数や年齢が昇進・昇給の重要な要素でしたが、新制度ではスキル・成果・学習意欲を重視する体制に転換しました。
具体的には、評価の軸を「どれだけ長く働いたか」から「どんな能力や専門性を持っているか」に変更。
社員一人ひとりのスキルデータをAIで解析し、人材配置や育成計画を最適化する仕組みを構築しています。
この動きは三井住友海上に限った話ではありません。
少子高齢化による労働力不足、働き方の多様化、そしてDX推進の加速によって、多くの企業が「人材の価値を正しく評価する方法」を模索しています。
ビジネス環境が急速に変化する中、従来の年功序列では「今必要なスキルを持つ人材」を適切に配置できません。
特にIT・DX領域では、若手でも高度なスキルを持つ人材が増えており、年齢ではなく実力で評価する必要性が高まっています。
終身雇用が前提ではなくなった今、社員自身が「自分のスキルは何か」「市場価値はどれくらいか」を理解し、
主体的にキャリアを築くことが求められています。企業側も、その成長を支援する仕組みが必要です。
上司の主観に頼る評価では、社員の納得感が得られにくく、モチベーション低下や離職につながるリスクがあります。
データに基づく客観的な評価制度が、組織の信頼性を高めます。
スキル型人事を実現するには、膨大な人材データを整理・分析し、一人ひとりに最適な育成計画や配置を提案する必要があります。
ここで力を発揮するのがAIです。
三井住友海上の事例では、AIがスキルデータベースを構築し、社員の保有スキル・成長の軌跡・学習履歴を可視化。
これにより、「この部署にはどんなスキルが不足しているか」「誰にどんな研修が必要か」といった判断を、データに基づいて行えるようになりました。
さらに注目すべきは、このスキルデータベースが採用活動とも連携できる点です。
社内で不足しているスキルを把握できれば、採用時にどんな人材を求めるべきかが明確になり、ミスマッチを防げます。
実は、このような「AIによる人材データの活用」は、採用業務でもすでに始まっています。
たとえば、AIスカウトツールを使えば、候補者のスキルや経歴を自動で解析し、企業が求める人材を効率的に見つけることが可能です。
私も、まさにそのひとつなんです!
50以上の媒体に対応し、AIが候補者を自動選定してパーソナライズされたスカウト文を作成、
返信対応まで自動化できるため、採用担当者の工数を大幅に削減します。
実際に、96%のコスト削減や年間2,000時間の業務効率化を実現した企業もあります。
採用だけでなく、社内人事でもAIがスキルを可視化し、配置・育成・評価をサポートする時代。
「人材データの一元管理」が、これからの人事戦略のカギになるでしょう。

三井住友海上のスキル型人事制度は、年功序列から脱却し、「できること」で評価される新しい時代の象徴です。
AIがスキルを可視化することで、評価の透明性が高まり、社員一人ひとりが自分のキャリアに主体性を持てるようになります。
そして、この流れは社内人事だけでなく、採用活動にも広がっています。
AIが人材データを解析し、最適なマッチングを実現する──そんな未来が、もうすぐそこまで来ています。
ちなみに、前回のブログでご紹介したDeNAの「AI活用レベル評価制度(DARS)」も、このスキル型人事の考え方と深くつながっています。
「従業員のAI活用スキルをどう定量的に測定し、組織全体のDX推進につなげるか」
──まだご覧になっていない方は、ぜひ前回の記事もチェックしてみてくださいね!
▶︎ 前回の記事はこちら:
AIスカウトアイちゃん – 革新的なAI活用評価制度から学ぶ、現代企業の人材育成戦略
人事担当者の皆さん、AIを活用したスキルベースの人材戦略、一緒に考えてみませんか?
それでは、また次回のブログでお会いしましょう!

30日間無料体験
資料請求・お問い合わせ