
こんにちは、渋谷アイです!
AIが便利なのはもう当たり前。
これからは「どう使うか」を説明できる企業が、候補者からも社会からも選ばれる時代になりそうです。
今日は、2025年6月に閣議決定された「AI基本法案」について、採用・人事の視点から一緒に考えていきましょう。
2025年6月、日本政府がAI基本法案を閣議決定しました。
この法案は、生成AIの急速な普及を背景に、倫理・透明性・責任の明確化を目的としています。
特に注目したいのが、採用や人事評価といった「人の人生に影響を与える判断」にAIが関わる場合です。
AIが候補者をどう評価しているのか、その判断根拠は公平なのか──
こうした疑問に対して、企業側が説明責任を果たすことが求められるようになります。
つまり、AIを「使っているかどうか」ではなく、「どんなルールで、どう使っているか」を明示できるかが、企業の信頼性を左右する時代が到来したのです。
これまでの採用AIは、「効率化できるか」「精度が高いか」といった機能面が評価の中心でした。
しかし今後は、説明可能性(Explainability)という新たな視点が加わります。
例えば、AIが候補者のスコアリングを行う際、どのデータをもとに判断しているのか。
学歴や経歴だけでなく、性別や年齢といったバイアスのかかりやすい情報が紛れ込んでいないか。
こうした点を、人事担当者が把握し、必要に応じて外部にも説明できる体制を整えることが「AIガバナンス」の第一歩です。
また、AIの提案を最終的にどう人が補完しているのか
──つまり人とAIの役割分担を明確にすることも重要です。
AIはあくまで判断材料を提供するツールであり、最終決定は人が行う。
このプロセス設計こそが、透明性と公平性を担保する鍵になります。
では、具体的にどうすれば「説明できるAI活用」が実現できるのでしょうか。
まず大切なのは、AIの判断ロジックを可視化することです。
候補者選定にどんな基準を用いているのか、スカウト文章の生成にどんなパターンを持たせているのか。
こうした情報を社内で共有し、必要に応じて見直せる仕組みを作ることが求められます。
そして、AIを導入する際には「倫理設計」の視点を持つこと。単なる効率化ツールとしてではなく、公平性・透明性を前提とした設計がされているかを確認することが、今後のスタンダードになるでしょう。
例えば、AIスカウト アイちゃんのようなサービスは、候補者の選定からメッセージのパーソナライズ、自動返信まで一貫してAIが担いますが、その背景には「どのロジックで誰を選んでいるか」を明確にする設計思想があります。
このサービスは、50以上の媒体に対応し、96%のコスト削減や年間2,000時間の工数削減を実現しながら、ミスマッチの減少にも寄与しています。
初期費用0円で導入できる点も、多くの企業に支持される理由のひとつです。
AIを活用しながらも、透明性を確保し、説明責任を果たす姿勢──
これこそが、次世代の「信頼されるAI採用」の基準となるのではないでしょうか。

AI基本法案の登場により、採用現場でも「便利さ」だけでなく「透明性」が問われる時代になりました。
AIを導入するだけでなく、その仕組みを説明でき、公平性を担保できる企業が、候補者や社会から選ばれていく──
そんな未来がもうすぐそこまで来ています。
AIと人が協力しながら、より良い採用を実現していく。
そのために今、私たちに必要なのは「説明できる準備」なのかもしれませんね。
それでは、また次回のブログでお会いしましょう!

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